OFFICE STRATEGYこれからのオフィス戦略

従業員の健康に配慮したオフィスとは
2020.08.03UP

新型コロナウイルス感染拡大を受け、オフィスにも変化が必要になっている中、今後は、さらに健康的に働けるオフィス環境づくりが求められるでしょう。疲労やストレス、運動不足が理由で免役力が弱まると感染のリスクが高まることから、感染症拡大時には、特にワーカーと健康の関係は密接になります。経営側、管理側は、安全配慮義務に関してこれまで以上に気を配る必要があります。

人は人生の時間のうち、働いている時間、つまりオフィスやワークスペースにいる時間は長いものです。その時間をどう快適に過ごすか、仕事をいかに効率よく行えるかが重要になってきます。

今回は、従業員の健康に配慮したこれからのオフィスの在り方を探ります。

オフィス空間の快適性

業務に集中するためには、オフィス空間の快適性も重要になってきます。ここでは、緑視率、二酸化炭素濃度、光について取り上げます。

●緑視率

緑視率とは、人の視界に占める緑の割合、緑の多さを表す指標のことです。
緑視率が増えることで、心理的リラックス効果が高まるという研究結果が発表されています(2013年8月、日本建築学会の豊橋技術科学大学松本名誉教授による)。

緑視率とは、人の視界に占める緑の割合、緑の多さを表す指標のことです。
緑視率が増えることで、心理的リラックス効果が高まるという研究結果が発表されています(2013年8月、日本建築学会の豊橋技術科学大学松本名誉教授による)。

つまり、オフィスに観葉植物などのグリーンを取り入れることは、そこで働く人たちのリラックス度を高め、集中力のアップと共に、疲労感やストレスの軽減、快適性の向上をもたらすといわれています。また植物には空気の浄化作用もあります。

コモレビズによれば、知的生産性と空間満足度を考えたときに、オフィスの適切なグリーンの量は10~15%であるといいます。グリーンは少なすぎるのはもちろん、多すぎても効果は落ちてしまうことが分かっています。

オフィスには適度に観葉植物などの手間のかからない植物を配置することがポイントといえるようです。

●二酸化炭素濃度

二酸化炭素濃度は、人の集中力に関わるといわれています。そのため、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則においては、空気調和設備により調整が可能な場合には二酸化炭素濃度は1,000ppm以下と定められています。
事務所衛生基準規則

二酸化炭素濃度を低くするためには、室内の換気が必要になります。窓やドアを開けて外気と室内の空気を入れ替えることになりますが、これは感染症予防にも有効なことです。二酸化炭素濃度を下げるため、感染症予防のためにも、オフィスにおける換気を習慣化することは重要といえます。

●光

光は、人間の体内時計である概日リズムを正常に保つのに必要不可欠といわれます。正常な体内時計を維持することで、従業員の健康が保たれ、生産性も維持できます。そのため、新しいオフィスでは、オフィスに差し込む光も重要になってきます。
より自然光が入るようにするためには、できるだけ窓からの自然光を遮らない開放的なレイアウトや工夫が必要です。

光
デスクやチェアの快適性

従業員が業務を行うときには、身を置く空間も大切ですが、デスクやチェアの快適性も重要です。在宅勤務が増えたことで、これまでオフィスで使っていたデスクとチェアの重要性に気づいた人も多いのではないでしょうか。

これからは、一人一人が快適に仕事ができるよう、最もマッチするデスクやチェアを支給することも必要になってくるでしょう。

●スタンディングデスクの活用

座りっぱなしは健康によくないといわれていることから、スタンディングデスクを導入することは、健康を目的としたオフィスには有用といえます。もちろん、立ちっぱなしも良くないため、軽い運動ができるスペースを設けるほか、臨機応変に自分で高さを調整でき、座り作業にも変えられるなど、定期的に姿勢を変える仕組みを作ることが有効と考えられます。

座りっぱなしは健康によくないといわれていることから、スタンディングデスクを導入することは、健康を目的としたオフィスには有用といえます。もちろん、立ちっぱなしも良くないため、軽い運動ができるスペースを設けるほか、臨機応変に自分で高さを調整でき、座り作業にも変えられるなど、定期的に姿勢を変える仕組みを作ることが有効と考えられます。

●ワークチェア

オフィスワーカーは、たいていの場合、座っている時間が長いため、イスの性能はとても大事です。座る姿勢も同様に大事であることから、従業員一人一人が満足いく、姿勢が良い状態で仕事ができるワークチェアを導入するのも重要になってくるでしょう。

業務と休憩のメリハリ

業務中や休憩中それぞれの時間を快適に過ごせるかどうかは、メンタルヘルス不調や心身症の予防・改善につながると考えられます。

●休憩する場所としてのリフレッシュエリアの充実

例えば、これまでリフレッシュエリアは、ちょっとした雑談や軽い運動、本や雑誌を読むといった軽い休憩エリアであったとするならば、今後は、食事ができる、リラックスできる、仮眠ができるリクライニングチェアーを備える、ストレッチなどの身体を動かせるなど、リフレッシュをさらに充実させるエリアにすることも考えられます。従業員がしっかりと休憩でき、リラックスとリフレッシュができるような場所は理想的です。

休憩する場所としてのリフレッシュエリアの充実

経済産業省の「健康オフィスレポート」では、気軽に話す、挨拶する、笑うなどのコミュニケーションは、メンタルヘルス不調や心身症の予防・改善が期待できるとされています。また、飲食、雑談などの休憩・気分転換については、メンタルヘルス不調や心身症の予防・改善のほか、運動器・感覚器障害の予防・改善が期待できるとされています。
経済産業省「健康オフィスレポート

●軽い運動を促すオフィス

上下階の移動で階段を利用したり、敢えて導線を多く備えたりすることも必要です。経済産業省の「健康オフィスレポート」では、座位行動を減らす・歩く・階段を利用する・ストレッチや体操を行う・健康器具を利用する(バランスボール等)などの体を動かす行為は、運動器・感覚器障害と、生活習慣病の予防・改善が期待できるとされています。また軽い運動をすることにより、集中力が高まり、生産性も高まると考えられます。

「ワーケーション」という新しいスタイルも

心身ともに健康を考えたときには、「ワーケーション」を取り入れる方法もあります。
ワーケーションとは、リゾート地や地方などの自然に囲まれているなどの普段の職場とは異なる環境で、休暇を兼ねてリモートワークを行う労働形態のことをいいます。
実際にできるワーカーは少数ですが、心の健康を保つ働き方として興味深い働き方といえます。今後、新しいワークスタイルとして浸透していくかもしれません。

「ワーケーション」という新しいスタイルも

今後ますますテレワークが進んでいけば、オフィスに限らず、街全体、日本全体、世界全体を働く環境として見据え、快適な場づくりをすることが大切といえます。

まとめ

従業員が快適に仕事ができるオフィスは、企業にとって付加価値になるのではないでしょうか。これからは従業員の「健康」も考慮したオフィス作りが求められるでしょう。

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