工事内容を知ることは、コスト減にもつながる
一般的なオフィス入居工事の相場は、一坪当たり、10万円~30万円ほどだといわれています。オフィスレイアウトや企業ごとのこだわりによって、必要な工事は異なってきますが、エントランス、会議室、執務室、リフレッシュエリアを配置するのが一般的です。それぞれのエリアでは下記のような工事が発生します。
●エントランス
ロゴサイン、受付カウンターなどの設置
●会議室
パーティションや造作壁、ドアの設置(それに伴う、照明・空調・防災工事)
●執務室
机、椅子、ソファなどのオフィス家具設置、パーティション設置
●リフレッシュエリア
パントリー、カウンターなどの造作家具製作や水回り設備の設置 など
これらを実現するオフィス入居工事には、大きく分けて、建築内装工事・設備工事があり、主に次のような工事項目があります。
それぞれの内容を簡単に解説していきます。
【建築内装工事】
●仮設工事費
工事を安全に行うための、足場や養生を行う仮設の費用です。
●軽鉄下地・ボード工事費
LGS(軽量鉄骨)と呼ばれる下地とPB(プラスターボード)と呼ばれる石膏ボードを使い天井や壁の造作をする工事の費用です。
●内装工事(内装仕上げ工事)費
床や壁、天井などの仕上げとして、タイルカーペット、クロス、化粧シートなどを設置する工事にかかる費用です。
●建具(たてぐ)工事費
オフィス内装工事の場合、「建具(たてぐ)」とはドアを指します。スチール製・アルミ製・木製などのドアを取り付ける工事の費用です。
●パーティション工事費
スチール製やアルミ製の間仕切り壁の設置工事費です。固定式と可動式があり、どちらも再利用が可能です。
【設備工事】
●電気設備工事費
照明器具、コンセントの設置、配線などの電気設備全般の工事にかかる費用です。
●空調換気設備工事費
空調・換気関連の設備を設置する工事にかかる費用です。
●給排水工事費
キッチン、トイレなどの設置に関わる、水やお湯の供給と排水設備工事にかかる費用です。
●消防設備工事費
消火設備、火災警報設備、非常放送設置、避難設備など、防災全般に必要な設備を設置する専門工事です。
これらの工事をあわせて、オフィス入居工事費となるのが一般的です。それぞれの工事内容をよく理解して、一つ一つの工事の無駄が出ないよう確認し、少しずつコスト減するようにしたいものです。
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